nakayama-holinessのブログ

日本ホーリネス教団中山キリスト教会の公式ブログです。

2020年9月24日 祈祷会の学び

祈祷会の学びの動画です

 先ほどライブ配信が終了した祈祷会の学びの動画を、ブログでも提供いたします。

 本日の中山教会聖書通読箇所は、ヨブ記14章ですが、祈祷会の学びでは、3人の友人(エリファズ、ビルダド、ツォファル)とヨブの討論の1巡目全体を扱います。

 


2002年9月24日 祈祷会の学び

 

ヨブと友人たちの物差し

 あらためて読んでみて思うことは、友人たちのヨブへの反発が強烈だということです。最初のエリファズは、かつて苦難の中にある人々を支えてきたヨブが、いざ自分が苦難の中に置かれると耐えられないという状況に対して、ある意味、受け入れられないでいる様子で、かつてのヨブのようであって欲しいとの願望も込められているように読めます。それでもすぐに、神は正しい者を祝福し悪しき者を罰するという世界観/価値観(物差し)で、ヨブの苦難を「正しい裁き/罰」として解釈しています。

 ヨブはヨブで、同じ物差しを使いながら自分の潔白を主張し、自分の身に降りかかっている苦難は、通常モードの「正しい裁き/罰」ではなく、神が天の万軍を引き連れて、自分に対して戦争を仕掛けている、いわば非常事態(戦時)だと主張します。つまり、ヨブの正しさについては同じ物差しを使いうけれども(ヨブはその物差しで潔白/正しさを主張し、友人たちはヨブの罪を示唆する)、ヨブと友人たちでは、苦難の解釈がそもそも異なっているのですね。

 次週は、討論の第2巡目を扱います。おそらく、同じような話になると思います(ヨブ記の構造/展開がそうなっているので、、、)。

宗教法人日本ホーリネス教団中山教会・ 〒273-0024 千葉県船橋市二子町604-1・ 牧師:河野克也 Katsuya Kawano