本日の礼拝週報です
2月27日の礼拝週報をお届けします。3月2日の水曜日より、イースターに向けての準備期間であるレントが始まりますので、本日はレントの前の週ということになります。
日本聖公会の用語
いつの週報の中面左側のプログラム右上に、その主日の教会暦上の名称を記していますが、今年は日本聖公会の用語を使用しています。日本ホーリネス教会は生涯英国教会(アングリカン・チャーチ)の司祭だったジョン・ウェスレーの歴史に連なる(首の皮一枚で?)教団ですので、なんとなくですが、せめて用語だけでも聖公会(日本におけるアングリカンチャーチ)にオマージュをと思いまして…。
レントは、イースターから遡って日曜を除く40日間を特別な時として過ごす期間です。イエスの受難(十字架刑と死、復活)が私たちの救いのためであることを覚え、荒れ野の誘惑の際の主イエスの40日間の断食に倣って(それぞれに一定程度)断食なり節制なりを行います。英語だとシンプルに "Lent" なのですが、日本語の訳した途端にいろいろバラけます。カトリックとルター派では40を意味する「四旬節」、聖公会では節制を意味する「大斎節」(たいさいせつ)、同じ漢字でも、東方教会では「大斎節」(おおものいみ)と読みます。プロテスタントでは「受難節」と呼ぶことが多いようです。このあたりのネタ本は、当然ながら、八木谷涼子『キリスト教の歳時記:知っておきたい教会の文化』(講談社学術文庫:講談社、2016年/初版:平凡社、2003年)です。さらに詳しく知りたい方は、そちらをどうぞ。