nakayama-holinessのブログ

日本ホーリネス教団中山キリスト教会の公式ブログです。

礼拝説教の訂正です

説教で話した内容に一部誤りがありましたので訂正いたします

 創世記7章6節に、洪水が起こったのがノアが600歳の時と書いてあるので、父レメクも祖父メトシェラも、洪水前に亡くなっていたと考えて良いのではないか、というご指摘でした。そのコメントへの返信を一部こちらに再録いたします(誤字脱字などを訂正しました)。

 

*****(以下再掲載)*****

そうですね、7:6にそう書いてありますね。5:32で500歳とあるのは、子どもが生まれた年ですね。少なくとも長子のセムはノアが500歳の時ですから、洪水が起きた時はセムは100歳ということになりますね。父レメクはノアが生まれてから595年生きたとありますので、ノアが600歳で洪水が起こったとすれば、洪水の5年前に死んでいますね。祖父メトシェラの方は、計算上ピッタリ洪水の年に死んだことになりますが(782 - 182 = 600)、その場合、祖父は洪水に巻き込まれて死んだと考える必要はないかもしれないですね。これはブログと次回の説教の際に訂正しておきます。ありがとうございます。m(_ _)m
 この箇所の記述で、私は地が暴虐に満ちている状態と、セトの系統の人々の歩みがあまり峻別されていないような気がします。つまり6章の冒頭で、神が人間を作ったことを後悔してリセットしようと決意する場面は、ノアの正しさ(義)をハイライトしている一方で、それ以前のセト系の人たちの信仰のあり方、正しさは特にテクストが強調してる様子が読み取れない気もします。ノアもあんまり完全無欠として読みたくない気がしています。また来月にノアの続きをやります。

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 以上の返信に少し補足すると、テクストの強調点は、地上の悪と暴虐があまりにも酷い状況であることと、神がノアという一人の人物を(彼が「正しく、かつ全き人であった」ゆえ)選び、憐れんだことにあるように思います。それは決して、セト系統の人たちも他の人たちと同じ程度に悪に染まって生きていたということではなく、もしかすると、ノアの父も父祖も、神の憐れみのうちに洪水前に天寿を全うして死んだということで、洪水を経験しなくて済んだということなのかもしれません。次回、もう少し踏み込んで考えてみます。というわけで、10月の第二週は「ノアとその息子たち」?

宗教法人日本ホーリネス教団中山教会・ 〒273-0024 千葉県船橋市二子町604-1・ 牧師:河野克也 Katsuya Kawano