nakayama-holinessのブログ

日本ホーリネス教団中山キリスト教会の公式ブログです。

2021年1月3日 礼拝週報

新年あけましておめでとうございます

 昨年末にかけて急激に新型コロナの感染者数が増加し、年明け早々に緊急事態宣言の「発出」が話題になるような不穏な空気が漂っていますが、それでも、希望をもって新しい年をスタートしたいという思いで、2021年最初の礼拝を迎えようとしています。今年は元旦礼拝をお休みしましたので、3日の主日礼拝が最初の礼拝になります。まずは週報をお届けします。

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2021年1月3日 礼拝週報

エピファニー・サンデー

 1月3日は教会暦上は主の降誕後第二主日(英語では Second Sunday of Christmas:クリスマス第二主日)ですが、1月6日が公現日(エピファニー)ですので、カトリック教会では3日を「主の公現」の主日としているようです。公現日は、幼子キリストが東の博士たちによって礼拝されたことを記念する特別な日です。今年は、6日は水曜日で平日ですが、マタイ2章の「博士来訪」(Adoration of the Magi)の箇所を読み、新聖歌96番「われらは来りぬ」を賛美するひと時を過ごしてはいかがでしょうか? それにしても、新聖歌には公現の賛美が96番と97番の二つしかないのはなぜでしょう? ちなみに『讃美歌21』は6曲入っていますが、『教会福音讃美歌』はゼロでした。「公現」という項目を設けずに、「降誕」の項目に全て含めたようです。讃美歌編集も、方針は様々なようです。ただ、『讃美歌21』も『教会福音讃美歌』も、「待降」の部分は単に「降誕」(クリスマス)を待ち望むことに限定せず、再臨も含めて主の到来(アドヴェント)を待ち望む項目設定にしていますので、それぞれ17曲、11曲と多くなっています。新聖歌は7曲ありますが、どれも降誕の待ち望みに焦点を合わせていて、再臨の要素は「教会暦」の区分の中で、「統御・神の支配」「教会・神の国」に続いて最後にまとめられています。ペンテコステ聖霊降臨)に続いて神の支配や神の国、教会がおかれる配列は、『讃美歌21』と同じ系列ですが、その場合、再臨は神の支配の完成なので、別にしなくても良さそうに思います。『教会福音讃美歌』の配列は別系統で、三位一体の神の3つの位格に従って、父なる神、イエス・キリスト聖霊なる神という順序で曲が分類されていて、イエス・キリストの中の曲は、「讃美」に始まり、「愛と恵み」、「待降」と続き、「復活と昇天」、「勝利と支配」を経て最後に「終わりの日と再臨」という順序で区分けされています。これはこれで一貫していてわかりやすい配列だと思います。出版年は『讃美歌21』が1997年、『新聖歌』が2001年、『教会福音讃美歌』が2012年です(いずれも初版)。何れにしても、どの項目にどの曲を振り分けるかは、なかなか難しそうです。各讃美歌集で、同じ曲が別の項目に入っていることも多いので、選ぶときの参考くらいに考えて、必ずしも項目に縛られる必要はないでしょう。

宗教法人日本ホーリネス教団中山教会・ 〒273-0024 千葉県船橋市二子町604-1・ 牧師:河野克也 Katsuya Kawano