4月の礼拝は動画の配信のみになります
役員会からのお知らせ
2020年4月2日
首都圏における新型コロナウィルスの感染拡大とそれに伴う週末の外出自粛要請を受けて、中山教会も通常通りの礼拝を続けることが困難になってきました。そこで、少なくとも4月は、会堂に集まっての礼拝を行わないことにし、その代わりに、礼拝を動画撮影して YouTube などのネット配信を行うようにいたします。その後のこと、また変更のあった場合に等つきましては、あらためてご連絡いたします。
無症状でも４％強の人が他の人に感染させるとの報告もありますので、公共交通機関を使って、会堂に集まって礼拝をささげることは、皆さんの感染のリスクを増大させることになると考えます。教会では、いつもの時間に動画撮影に関わる者のみで礼拝を行い、その様子を動画撮影して、なるべく早い段階で配信するようにいたします。現時点では、まだ礼拝を行なっている様子を同時配信することは困難であり、時間がずれてしまいますが、ご理解とご協力をお願いいたします。なるべく早い段階で、同時配信できるようにしたいと思います。祈祷会もすでに１ヶ月ほどお休みが続いていますので、その週の聖書通読箇所について、短い解説・メッセージを配信できるようにしたいと願っています。
本来、クリスチャンにとって礼拝は信仰生活の中心であり、信仰者としてのアイデンティティーの根幹を形成するものです。特に、同じ場所に集い、共に心を合わせて賛美し、祈りを捧げ、聖書を読み、御言葉に耳を傾け、信仰を告白することは、信仰共同体である教会にとって不可欠な要素です。また、ともに食卓を囲む交わりも、信仰共同体の形成にとって重要なものです。しかし、現状ではあるべき姿の教会生活を続けることを、一次的にではありますが、中断する必要があります。礼拝を休むことを心苦しく思う皆さんには、自らの命を犠牲にしてくださったキリストの苦難を覚え、自宅でネット経由で礼拝を続けることが、感染リスクを下げるために自らの特権を放棄し、キリストの苦しみにあずかることであると理解していただきたいと思います。
感染者数の増加や自粛要請などの報道により、世間一般では不安や苛立ちが募り、その不安や苛立ちを他者に対する攻撃に転化する傾向が見られます。生活のために店を開かざるを得ない人たちや、適切な感染防止対策を講じた上で行われているイベントの主催者や参加者に対しても、非難の声が向けられる状態は、異常です。教会も、各地で最大限の感染防止策を講じて、細心の注意を払って礼拝していますが、それでも礼拝に集うことを非難する声が聞こえてきます。それは間違っていると思います。礼拝は娯楽や趣味ではないということが理解されないことは、残念です。そうした中でも、信仰者である私たちは、不安や恐れに振り回されることなく、常に冷静で、私たちの主イエス・キリストの十字架に表された神の愛を体現して生活し、キリストを証しし続けたいと思います。
宗教法人日本ホーリネス教団中山教会
代表役員 河野克也
