nakayama-holinessのブログ

日本ホーリネス教団中山キリスト教会の公式ブログです。

2021年5月23日 礼拝

5月23日(聖霊降臨日)の礼拝動画です

 先ほど終了した礼拝のライブ配信動画を、ブログでも提供いたします。


www.youtube.com

 

ペンテコステ

 本日は、聖霊降臨日です。この日はもともと、ユダヤ教の三大巡礼祭の一つの「七週祭」ですが、春の最初の祭である過越祭から七週目(50日目)ということで、「五旬際」とも呼ばれ、そのギリシア語「ペンテコステ」が、キリスト教会の側の呼称となっています。聖書協会共同訳では、このユダヤ教旧約聖書)の祭を「刈り入れの祭」と訳していますが、逆に分かりにくくなったような気がしないでもないですね。確かに、遡れば小麦の収穫を祝う農耕祭が起源ではあるのですが、旧約聖書では、エジプトから解放されたイスラエルに、シナイ山で律法が授与されたことを記念する祭として大切にされています。

 いずれにせよ、キリスト教会にとってこの日は、弟子たちの上に聖霊が注がれて、彼らが恐れから解放され、主イエス・キリストを力強く証ししたことによって教会が始まったことを記念する大切な日です。

 礼拝説教は、ルカ福音書24章48-49節と、使徒言行録1章6-8節から、聖霊が注がれる目的として、罪の赦しを得させる悔い改めに招くということが重要です。「エルサレムから始まって…」(ルカ24:48; 使徒1:8参照)、また「すべての民族に/地の果てまで」(ルカ24:48/使徒1:8)という表現は、神が遣わしたメシア・イエスを十字架につけて殺したエルサレムの神殿当局(エルサレム)とローマ総督当局(地の果て?)双方に対して、悔い改めを迫る意図があるように思います(ルカ20:20参照)。この日の出来事は、弟子たちが恐れから解放されて宣教の担い手となったように、私たちも聖霊が注がれて、同じように宣教の担い手となることを示しているのです。

宗教法人日本ホーリネス教団中山教会・ 〒273-0024 千葉県船橋市二子町604-1・ 牧師:河野克也 Katsuya Kawano